こんにちは、リフレーム・カウンセリングルームの平野です。
こちらの写真は オオバナノエンレイソウ です。
綺麗ですね~。
子どもの頃には、この時期にワクワクしながらこの花を摘んでいた私ですが。
数年前にこの花が開花するまでに 10年くらいもかかる!という事を知りました。
発芽から10年かけて咲く花・・・いいですね。
大切に眺めていたい気持ちになります。
さて今日は
相手になにかを言われて自分が大きく反応した時について考えてみたいと思います。
例えば、パートナー・夫・親などになにか嫌な事を言われた時に
激しい怒りなどの反応が出てくる事があると思います。
相手になにかとても失礼な事を言われたら怒りが出るのは当然の事なのですが。
今日はもう少し掘り下げて考えてみたいと思います。
相手になにか言われて頭が真っ白になる程に
(私の場合は頭が真っ赤になってました)怒りが出たら。
もしかしたらその怒りは「今、言われた事だけに対して」ではなく
育った環境や、学校などでの人間関係の中で経験した、
なんらかの「傷付いた感」が関係しているかもしれません。
子ども時代に家族、親やきょうだい、学校の先生やクラスメート、
親戚などから似たようなことを言われた経験はありませんか?
例えば 「お前はダメだ」「そんなこともできないのか?」とか。
そこが心の傷付き体験として
自分では認識できていなくても自分の無意識ではちゃんと覚えていて、
その結果、大きく反応する、という事があると言われています。
この事に気付いたら責任を持って子ども時代や過去の傷付き体験を
セラピーで扱っていけるといいですね。
そうする事で
過去の心の傷に支配されている という事が随分、減ってくると私は考えています。
また反射的に行動しないで
相手に伝えてから一旦その場を離れるという事もいいと思います。
同じ土俵に乗り、売り言葉に買い言葉。
相手と同じように攻撃的になったり
負けずに相手をより否定・批判したり・・・
怒りと恨みが積み重なり関係が悪化するという事がよく起りますが。
自分を不安定にしたままにせずに
一旦、自分の心を落ち着かせる事をしてみてはどうでしょうか?
一旦、離れて深呼吸をしたり、地に足が着いている感覚を味わったり。
感じていることを書き出してみたり、可能な環境であれば叫んでみたり、
クッションを叩いてみたりして、まずは心を落ち着かせる事を優先してみるのはどうでしょう。
そしてお互いに冷静になってから
その事について相手と話し合えるといいですね。
またコミュニケーションとして
目付き・態度・声のトーンなどで喧嘩を吹っかけている、
という事もよく起ると思います。
そうする必要があってそうしたコミュニケーションが生じると思いますが。
もっと率直に伝えてみるのはどうでしょうか?
シンプルにしていくほうが余計な労力も使わずに済みますね。
なかなか難しいですが。
私も修行中の身です。
ちなみに私のスイッチは
「お前はダメだ」「そんなこともできないのか?」です^^;;
似たような言葉を言われると頭に血がのぼり呼吸が浅くなり
身体が震える程の怒りが出ました。
でも、まずは
「本当に自分はダメなのか?」
ということを冷静に考えられるようになっています。
そして「できない事があってもよい」という事を今は知っているので
自分イジメはせずに。
それは相手の感じている、相手の持ち物で自分の持ち物ではない、
と区別して考えられます。
芽にお水をやるように大切に自分も育てていけると
自己肯定感・自尊心もあがりますね。
それではまた