~心のケア~ リフレーム・カウンセリングルームの平野です。
「不安やパニックに負けない強い心をつくる」
というような「広告」が先日こちらのblogに表記されていました。
私がここ最近「不安やパニック」という文言をPCなどで多く書いていたので、このキーワードの広告が表記されたのか、と思います。
あっ、お断りしておきたい事としてこちらのblogのtopに書いているのですが
リフレーム・カウンセリングルームとこちらのblog内に出てくる広告は一切関係ありません。
全く知らない所の広告です。
当ルームでお勧めしたり、信頼できる連携先であるという事では全くありませんのでお間違いになられないように、ご注意いただければと思います!
紛らわしいので広告を外すように、していきたいとは考えています。
さて、「不安やパニックに負けない強い心をつくる」
というフレーズに、私としては違和感を持ちましたので書きたくなりました。
どこか他のカウンセリング機関の広告だった気もしますので、そちらの考え方を否定する気はありませんので
こっそりと(笑)
どこに違和感を持ったのか?というと
「不安やパニック症状が出るのは心が弱いからである」
と受け取る方がもしかしたらいらっしゃるかもしれません。
さて、果たしてメンタルが弱いから症状が出るんでしょうか?
私は違うと考えています。
症状が出るのは実際には、本当に苦しいですよね。
私も突然、パニック障害の症状が出て服薬していても10年間、症状が続いた経験があるので、その苦しさや絶望感も経験しています。
その苦しみの渦中の時には、自分の心が弱いから発症して、且つ治らないと感じていました。
得意の自分責めモードで。
セラピーを受けられる場を見つけて、藁にもすがる思いで連絡し
即効性のあるアプローチ、一度のセラピーでピタリと発作が起きなくなり、そこから自分の問題に次々と気付いていき
その自分の問題や、過去のトラウマ体験を認識できるように力がついてきたら
症状を出せるのは、心が弱いからではなくてむしろ健康!自然なことである
と思えるようになりました。
なので
症状に「負けない」という表現や
闘病という字にもあるように
「症状と闘う」ってのもなんか違うよな~、と思ってしまいます。
負けている訳ではないと思っていますし
闘ってもよくならないと私は感じています。
人生に於いて、負けている弱い心の持ち主だから発症した自分
という「私の間違った思い込み」となんとか闘おう!勝とう!と、私がやっていたことは
夜はお酒に逃げて自分をマヒさせて一時だけでも不安を感じなくする行為や
昼間は自分にはなにも起こっていないから大丈夫!と思い込もうと否認することくらいでした。
これらも勿論、自己治療のためや自分を守る、防衛するための行為なので当時の私にとっては必要なプロセスであったと思います。
話しは逸れるかもですが
例えば、不登校というテーマがありますね。
これって、果たしてその子が弱い心だから学校に行けないんでしょうか?
怠け癖がついちゃいますか?
なにかあるから学校に行かない賢い選択ができる子は私はとても力のある子であると思っています。
その「なにか」は子ども自身は認識できていないとしても。
このように皆さん、元々、力を持っています。
いじめの加害者側にいる子どもたちも
それは、もしかしたら周りの大人に向けた「助けて!」のサインなのかもしれないですね。
このようにいじめ被害に遭った子どもも、加害者側にいる子どもも、心のケアが必要な対象であると私は思っています。
いじめの経験はその後の人生に於いて、心の後遺症となって人間関係に様々な影響を起こしてしまうという事は、こちらを訪れて下さっている心について認識の高い方々は既にお気付きかと思います。
それでは、また書きますね。
また改めてご案内しますが
思春期の子どもへのカウンセリングのトレーニングを修了し、思春期のカウンセリングも既に行っています。
今まで中学1年生から19才までの方々のカウンセリングについてのお問合せには、信頼できる連携先を責任を持ってご紹介させていただいておりましたが、現在は行っております。
今まで多くの思春期の方々のお問合せがありましたが、皆さま質の高い心理の専門家の所に辿り着けているといいな、と思っています。
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