リフレーム・カウンセリング ルーム 心理セラピストのblog

リフレーム・カウンセリングルーム 心理セラピスト/スクールカウンセラー 平野 なおみ のBlogです。 日々のことや「ココロとカラダのケア」についてを、「分かりやすい言葉」で「私 自身が楽しんで!」 をモットーに綴っています。【2022年HPの開設と共にブログをお引越ししました】

タグ:アダルトチルドレンカウンセリング




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信じてもらえないことの悲しみ⑴  ↓



大型台風が過ぎ去り、澄み渡る秋の空の下で

優は憂鬱な気持ちでいた。



2つ上の兄が帰宅し、真っ先に妹が起こしたとされたその日の学校での大事件の様子をを母に言付けた。

母はいつも兄の言う事だけ信じる。

鵜呑みにする。


そして母は優の言う事は信じない。

小学校4年生の優がもっと小さな頃は、癇癪を起こしたり

家の物を壊したり、壁を蹴ったりの努力で分かってもらえない悲しみを現していたけれども

もうそれらが無意味な事に気付き始めていた。



優の育てにくさに兄はいつもからかいの言葉と笑いを向け、

母は小学6年生の息子に娘の育てにくさを言語からも非言語からもいつも嘆いていた。



兄と母はセットで自分は除け者、、、

優も勉強はかなり出来た方であるにも関わらず、通知表ではいつも兄と比較する言葉が

母の口から出た。


なので優と兄は仲が悪い。口もきかない。















信じられる息子から事の顛末を聞いた母の焦燥感が更に増した。



母は父に話し、まさと君の家に謝罪に行かなければならないと話していた。



自分はやってないのに、、、

優の気持ちだけがポツンと取り残された。



そして、やっぱり誰も信じてくれないんだな、、、

と思うしかなかった。



そのうち両親がなにか揉めているのが聴こえてきた。



父 「こういう事は母親が行くもんだから」

母   「なんで私ばっかりが」

というようなやり取りだった。



対人恐怖者の父はどんな場面にも行きたがらない。

そしてその事は、その家の強固なタブーとなっていて誰も口にはしない。

優は、互いに迷惑そうな両親の表情と言い合いをボーッと見てただ聴いていた。


あ〜、自分は親にとって迷惑な存在なんだな、、、と改めて知ったが。



そして「やっぱりな」と悲しい感情を一人で孤独に味わった。

「悲しい訳がない」と強がるもう一人の自分もその頃にはしっかりと優の中に存在していた。




結局、母が一人で謝罪に行ったのを眺めていた。

家庭を顧みない、家族と本当の意味で向き合わない選択をしている父はさっさと仕事に戻ったが

その表情や全体像から怒りと緊張が満ちていた。


もちろん出掛けて行った母からも。

















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この出来事は、何十年経っても優の心に大きく傷として残っている。

心の傷からの後遺症、影響として



自分は相手にとって迷惑がられるようなダメな存在である

誰かに信じてもらえないのは自分のせいである

信じてもらえないような自分が一体なんなのかわからない



などの歪んだ認知の元として、この後も傷付き体験と

信じてもらえない悲しみを抑圧する為の「怒り」の感情が蓄積され優のパーソナリティを形成していった。



混乱と怒りの人生は、感情のみではなく

その後の人間関係やパートナーシップにも、当然、深く深く影響していった。




そこからの回復は、長い年月が必要だった。



ただ優の力のある所は、問題の本質をみれる子であった事。



両親が喧嘩をしているのを目撃すると

子どもは「自分のせいで親が喧嘩をしている」と思ってしまいがちだが

優は「自分のせいではないこと」を見抜いていた。



そう、親の不仲は親の問題。

そこに子どもを巻き込むな。


夫婦喧嘩を見せるのも心理的虐待である

という事を知った時に、優は自分って凄いな!と思えた。







まさと君の家では、シマリスを飼っていて優たちは学校の裏手に建つ教員住宅の窓越しに

何度も見に行っていた。


阿寒の燃えるような紅葉の下で、何十年振りかでシマリスを見た時に

優は40年前のこの出来事をありありと思い出していた。




そして、あれは悲しかったな!とひとり苦笑いした。




そして、まさと君は今、どこにいるんだろうか?

会ってみたいな。



そして、聴いてみたい。

「あの時の怪我って、私が投げた枝が原因だったの?」と。







〜今回の小説チックな物語〜


end🍁🐿









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こんばんは

〜心のケア〜 リフレーム・カウンセリングルームの平野です。





とりとめのないまま、書きました先日の記事


ですが、その後も色々な気付きが私の中で起こっていますので

また続編を書きたいと思います。




そう言えば 写真も撮っていまして  ↓

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見上げて ここでオイオイ泣いて来ました私です(笑)


私も年齢を重ねられた分、この木も更に立派な木に育っていました。

、、、というよりこの木の方が私よりも大先輩ですね。










園児の頃に登っていた幹の部分は残念ながら、朽ちて落ちていましたが  ↓


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上へ  上へとこんなに枝を伸ばして葉を開かせて ↓



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樹齢がどの位かは分かりませんが、私が生まれる
ずっとずっと前からこの地に立っていた事は容易に想像できます。


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凄い(><)



ここは巨木好きさんのロマンですかね!







過去の記憶の中から、キラキラした部分を取り出せるようになる事を回復と呼ぶ





というような事を

私が尊敬する先生のひとりが著書の中で仰っていたと思います。








ここ  キラキラした部分です、私の!

この木はそのシンボルです。




細かな事や、大きな出来事を経験して

当然、傷付いたり混乱しながら育ってきましたが

ここは、楽しかったです。




無邪気に  逞しく  打たれ強く  

自分でなんとかできる子でありましたし


今も私のその良い部分、そのまんまです。





自分の経験したトラウマ、外傷体験や後遺症

そこからの影響を




別に大丈夫だったし、、、とか

あの頃はみんなそうだったから、、、



などなど否認や割引きというl防衛機制が働いているというのではなく




無邪気に 楽しく  そこでは大人から守られている感を持てて

皆んなと安心して過ごせていました。





生きのこってきているこのスモモの木が

そういえば  と、その瞳がキラキラな自分(達)をリアルに思い出させてくれました。




特に私は自然や動物達から受け取れるパワーが大好きなので



またいつか、ゆっくりとこの木を眺めに行きたいと思っています。





生きのこってきた人の事を「サバイバー」とこの世界では呼びますが

サバイブしてきた力をこの木と讃えあいたいと思います。


















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↑  2年前の今頃、私の住む釧路で咲いた桜の花🌸




たしか天候の影響で、秋に花が開いたと記憶していますが

次の春にも、その次の春にも

花が咲いていました。





何かあっても、こうやって自己調整していける植物たちって本当に

凄いですよね。




そしてヒトも同じだと私は思っています。




何かあったり

疲れた感じがしたら、休んだり、その場から離れられたり

その人間関係を止める選択ができたり

曖昧だった他者との境界線を健全に引けるようになっていったり


コミュニケーション「力」を学んだり、日々、実践される選択をされたり。



古くなったいらないものを捨ててゆけたり

いつしか自分を尊重できるようになっていけたり

愛を持って相手のプロセスを尊重できるようになっていけたり。





皆さんの変化を日々、この目で見させていただいている

セラピストの私は

本当に沢山のギフトを日々、皆さんから貰っています。




感謝です。









今夜、お仕事帰りに大きな大きな月が登ってきまして

みんな同じ月の下にいる🌝


その事をとってもとっても感じながら、歩いてきた私でした。










それでは、おやすみなさいませ!


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今夜も布団の中で、湯タンポで足をヌクヌクし…ありがたくなっているヒラノです(ありがたいって北海道弁かな?)

お湯の温度に気を付けていますので、最近は低温やけど状態にはなっていません(笑)

なんだか「温か~くの気分の私」ということで、最近こちらのblogのデザインを温かみのあるものに変えてみました。

本当はPCにて使用していたテンプレートの「キャンドル」に変えたかったのですが。

そのテンプレートもう無いみたいでメッチャ残念過ぎでした。

スマフォと携帯用のデザインを、そのキャンドルのイメージに一番近かったものに変更してみました。

キャンドルが良かったのに~とグチグチ言いながら^^::

でもこのデザインも温かみがあってとっても気に入っています



blogのデザインを変えるとなんだかお部屋の模様替えをした気分になりました。

ワクワクですね^^

実生活では模様替えをする時間の確保ができませんので…しない選択です。

でも年末にちょっとだけしてみようかな♪とも考えています。


年末年始のお休みもカレンダー&手帳とにらめっこで今日考えていたのですが、早めにこちらでご案内をさせて頂きますね。

今のところ、12月は午後枠にはまだ余裕のある日もありますが、対面での午前中をご希望される方々は早めのご予約の方が確実です。

またSkypeによるセラピー(心理療法)・各種カウンセリングも行っております。

初めての方はお気軽にお問い合わせ下さいませ。


SkypeはPCかスマートフォンで使用できる無料のビデオ通話で

設定はアナログな私でも、ひとりでなんとかできましたので、そんなに難しくはないと思われます。

Skypeを使用できる環境をお持ちであれば全国に対応しております。

Skypeによるパニック障害の方々のケアも行っておりますので

やってみたいと思われた方のご連絡をお待ちしておりますね。









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写真は毎年、見上げて「うわ~^^」っと喜ぶ、釧路市子ども遊学館さんのクリスマスツリー

今年は点灯式に行かない選択でしたが。毎年、チビッ子ちゃん達(と私)の目が物凄~くキラキラしています



それでは、また






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