機能不全家族

2016/10/25

なにが「普通」なのかわからない状態

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~心のケア~ リフレーム・カウンセリングルームの平野です。

家族、家庭として、機能していないといえるような状況での生育歴を持つと

いったいなにが普通なのか?

という事が分からないまま、大人になっていても不思議ではないかもしれません。

機能していない家庭とは、例えば…

いつも両親が取っ組み合いの喧嘩をしていたり、いつも怒鳴り声が飛び交っていたり

ケガをしている母親や、怯える下のきょうだいを幼いながらに守ろうとしていたり



大人が、なにかあるといつも、自殺願望を子どもの聞こえる所で口にしたり

叩かれたり、蹴られたり、
お前なんか産まなければ良かった、
死ね…と言われたり


…などなど、虐待と分かりやすい家庭や。




怒鳴り合いの喧嘩はなくても、いつも親が冷戦状態で口も聞かなかったり

母親にいつも父親の悪口や愚痴を聞かされて育ったり


身体を壊しているのに、お酒を飲み続ける親をなんとか今夜はなだめよう、早く寝かせようと、健気に頑張ったり、お酒を捨てたり隠したり

宗教について家族内で秘密や争いがあったり

親のギャンブルや買い物依存の借金などで、いつもお金の心配を子どもがしていたり

いつも誰かと比較されて、自分はこのままでは愛されないからもっと頑張らなければならないんだ!のメッセージを浴びて育ったり

友達や恋人とのメールや手紙、日記などを親に勝手に見られたり、SNSなどをチェックされていたり

部屋に勝手に入られたり

秘密を持つ事を、言葉巧みに禁じられたり

親の望む習い事三昧や進路で、子どもなのにヘトヘトだったり

自分の事なのに、いつも親が決めてしまったり



……などなど沢山の出来事、それぞれの家族の力動があると思います。

そして、これらのことは、とても頻繁に家族内で起こっている事だと思います。




このような過酷な中を生き延びてきた方々は、もうそれだけで

力があるという事に気付いていけると思います。


長い間かかって混乱し続けていると

なにが普通なのかが分からないまま大人になっていても当然だと私は思います。


自分は今のままでは愛されないから
もっと頑張らなければならないんだ…

こう感じることは、もうそれだけで普通ではないですよね。

そのままの自分を受け容れて欲しかったですね。


もっともっともっと

と頑張り続けてきていて

自分のできていない事、ダメな自分探しの人生は辛いです。

ヘトヘトになっているのに、休むことを自分に許可しなかったり

辛いですよね。


過去の経験が、今の人生にどのように影響しているのか?

考えていくのもいいと思います。

もちろん虐待の世代間連鎖に犯人はいませんので、親を責めるのが目的ではないのですが

自分が虐待を受けていた事を自分で認める事も、最初は辛い作業かもしれません。

親が怖かったり、罪悪感が沸いたり、親が可哀想だから…

私は全然、大丈夫だから!

などと感じるかもしれませんが

そう感じている事が、既に健全ではなかったんだな~

と私は自身の経験から、そう思っています。

なにが普通で、どういう考え方が健全な思考なのかが分からなかったという事です。



それでは、また










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2015/11/23

職業 ヒラノナオミ の好きな唄

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一気に寒くなりましたね。

今日から真冬仕様のコートと手袋着用でお仕事に行ってきました平野です。

こちらを訪れて下さっている皆さまはいかがお過ごしでしょうか?

写真は今日、私の脳に染み入る美味しさであったカフェモカ(甘めリクエスト・笑)です。ノンカフェインのオーガニック^^




それから

そう言えば…最近始めたtwitterで個人としてですが呟いています ↓


@refreme_naomiさんのツイート
https://twitter.com/refreme_naomi/status/668751823801442304?s=09







この曲、好きなんですよ~、私^^

♪かあちゃん 見てくれ~ この姿~  

ですね。

  


心が傷付いていたことに気付けたら

嘆いたり…怒ったり…我慢してきた流すべき涙を流したり

私の親はなぜああだったのか?の謎について調べてみたり

その作業が実は自分をより深~く知っていく事に繋がっていたり

時間はかかるけれども、傷付いた体験をひとつひとつ大切に扱っていき


結局、後に残っているものって「自分自身と自分を傷付けた他者へ」の

「感謝やリスペクトの気持ち」なのかもしれないですね。


なので心の傷を癒す作業ってとっても素敵な作業だと私は思っています。

時に痛いですが^^::




ではでは明日、早いので今日はこの辺で。

また書きますね。


おやすみなさいませ。


そして…たいへんに

「おつかれさまでした」

最大限のリスペクトを込めて…


2015/11/23 平野 直美



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2014/10/02

AC アダルト・チルドレン 再考


こんにちは、

リフレーム・カウンセリングルームの平野 直美です。

さて、10月ですね。

我が家は昨夜から本格的に暖房を入れています。


この秋も沢山楽しむ気・満々の私です。


秋色の美しいスポットに行ったり・旬の美味しいものを食べたり

おしゃれを楽しんだり。

また

秋は学びたくなる季節とも言われていますね。

10月は大きな研修がビッシリ入っていて今から嬉しい悲鳴の私です。



こちらを訪れて下さっている皆様はいかがお過ごしでしょうか?






  







さて、今日は「AC アダルト・チルドレン」という概念を

改めて一緒に考えていきたいと思います。

以前からこちらのブログに出てくる言葉ですが、

皆さま、「AC アダルト・チルドレン」という考え方や言葉は

ご存知でしょうか?

私がケアに繋がり最初に知ったのがこの考え方でした。



何らかの症状というサインや問題行動からの「回復を望む多くの方々」と

この考え方はとても密接だと私は思っています。

やはり外せない部分ですので

色々な捉え方があるようですが

セラピストの役割として私は書いていきたいと考えています。



まずご自身の身に

現実になにが起こっていたのかをしっかりと知り・気付き


そこからご自身がなにを受け取っているのか?を調べ

そこからの影響を知り

対応策を考えていけるといいな、と私は考えています。


そうする事で

ご自身の下の世代、お子さんやお孫さん、そのまた下へ

ご自身が受け取っているものを

なるべく手渡していかなくても済むようになっていくかもしれません。


これは勿論、そう望まれる方々は・・・という前提ですが。




日本という国に於いて

少しでもそうなっていくといいな、と私は考えています。


なので

必要を感じられた方は一緒に考えていけるといいですね。







  







AC(アダルト・チルドレン)

「安全な場所」として機能しない家族のなかで育った人々のことである。

 
アダルト・チルドレンは

「周囲が期待しているように振舞おうとする」

「NOが言えない」

「しがみつきと愛情を混同する」

「楽しめない」

「フリをする」

「自己処罰に嗜癖している」

などの特徴をもつ。


「アダルト・チルドレン」とは、自らの生きにくさの理由を自分なりに

理解しようと努める人がたどりつく、ひとつの自覚である。






こちらは

斎藤 学先生:著 「アダルト・チルドレンと家族」 学陽書房 

より抜粋したものです。





 
皆さんが育ったご家庭は「安全な場所」だったでしょうか?

私が育った家庭は残念ながら「安全な場」とは真逆な場でした。


まず、その事実を受け止める・認識できるのには時間がかかりるかもしれません。

受けた虐待も

「あれは躾けだったから・・・」と思い込んでいたり。


どこの家でもそうだったから・・・とか。

昔はみんなそうだったから・・・

と、思いたかったり・・・。


親の取っ組み合いの喧嘩を見せられて育っても・・・

父親のアルコール依存症を見て育っても・・・

母親の関心は「夫の酒」にばかり向いていて子どもには関心がいっていなくても・・・


叩かれたり、閉じ込められたり、外に出されても・・・



母親のパチンコや買物依存症、浮気(恋愛依存症)を見ていたり。

養育される事を必要とする子ども時代に

養育者の関心や愛情が子どもには向いていなかったり・・・


父親が仕事ばかりで、父親不在の子ども時代だったり、

夫不在の不幸な顔の妻(母)を見てなにかを感じながら育ったり・・・


嫁姑の醜い争いに巻き込まれたり、利用されたり・・・



外の顔と家での顔が違ったり、

いつもよその人やきょうだいと比べられたり・・・



「これはあなたのためなのよ」

「なんでも言う事を聞きなさい・なんでも私(母)に相談しなさい」

と言われ続け育ったり。

子どもなのに親のカウンセラー役をさせられて育ったり。


常に緊張の渦巻く環境で育っていて

大人になってからも少しの物音にビクビクしたり。



・・・・・・・・・・・・、

ほんの一例ですが、このように

「安心感」を全く感じられないような家庭で育っても

子どもはそこに適応して生きていくと私は考えています。

とても健気に・・・親を愛して・・・。


適応(マヒ)させることで生き残ってこられたのかもしれませんね。







  
  





ご自身の身にいったい何が起こっていたのか?

について気付きが得られたら。

次にそこからどのような影響・後遺症があるのか?

について考えていきます。




私は上記のアダルト・チルドレンの特徴(斎藤先生の著書)


「周囲が期待しているように振る舞おうとする」

「NOが言えない」

「しがみつきと愛情を混同する」

「楽しめない」

「フリをする」

「自己処罰に嗜癖している」




全て当てはまりました。6つ全部です。

凄いですね、過去の私^^;; 





「周囲が期待しているように振る舞おうとする」

これは、例えば

・嫁ぎ先で完璧ないい嫁を演じてみせる、とか。

その結果、「自分が本当はしたくもない」夫の家族とのお付き合いに

ヘトヘトになってうつに落ち込んだり。

これは「夫や、夫の家族の期待に応えて振る舞おう」として

またはご自身の中に

「親が望む嫁ぎ先でうまくやっていける娘である自分を振る舞いたい」

「完璧な人間・完璧な娘・息子であり続けなければ・あるべき」

というのもあるのかもしれませんね。




次に

「NOが言えない」

言えませんよ・・・NOを言ってOKな環境で育っていませんから。

NOや自分の意見、「自分はこうしたい」を言うと

「お前は自分勝手だ」

「自分の事ばかりじゃなくて、まずは家族の事を考えろ」

と怒られるような環境で育っていると

当然、怖くて言えませんよね。

自分の率直な意見を

「言ってはいけない」とさえ思い込んでいるかもしれません。

また

「自分がどうしたいのか?」

という事自体がわからなくなっているかもしれないですね。

なので

誰かに「こうしなさい」と言われたことを

その通りに・なんとな~く・生きてきた・・・というような感じ、とか。






次に

「しがみつきと愛情を混同する」

これは子ども時代の愛着対象である(主に)母親に

欲しくても・どんなに足掻いても貰えなかったと感じている愛情を。

なんとかして、

夫や恋人から貰おうと足掻いても不思議ではないと私は思います。


または

自分の子どもにしがみついて

愛情を持って見守るという事が出来ない。

その結果、いい年をした我が子の

「選択していく責任」を奪うという暴力をしている、とか。

この「我が子」は

大人になっても自分ではなにも決められない人になったり。

結婚生活(配偶者や子どもとのコミュニケーション)がうまく持てなかったり。






次に

「楽しめない」

「フリをする」

楽しめませんよ。

子ども時代に安全な場でノビノビと楽んでいい、という機会が少なかったらね。

親の不幸顔を見て育つと

「親が不幸なのに私だけ幸せになってはいけない」と信じ込んでいたり。

信じ込まされるような言葉があったり。



なので

フリをします。


人並みに・普通(標準)に・出来ていない部分が目立たないように

楽しんでいるフリ

勉強も出来ている(理解している)フリ

うちには何の問題もありませんから大丈夫のフリ。

私は全然、悲しくないから大丈夫です!なフリ。




最後に

「自己処罰に嗜癖している」

しますね~^^;;

なんだか分らないけれども、色々やってみても

どうも生きにくい・・・。

人間関係もうまく結べない私はダメ・・・

仕事が人並みに出来ない・続かない私はダメ・・・

誰かを悪く思ってしまう私はダメ・・・

○○が出来ない私はダメ・・・

表面ではうまく取り繕っていても、

実は罪悪感や劣等感でいっぱいの人生。


生まれてきてごめんなさい、

生きていてごめんなさい、とか。




果たして生まれてきた時からこう思って生まれてきたんでしょうか?

この生きにくさはどこから来ているんでしょうか?



それはやはり

「安全な場所」として機能しない家族のなかで育った

という事が大きいと私は思っています。




そして

ここには犯人はいません。

どんなに酷い親でもその親も似たような環境で育ったために

下の世代(私たち)にそのままの思考や行動を伝えているだけかもしれませんね。

なので、この考え方は

親を責めるための道具ではないと私は考えています。

そして

向き合うことはとても辛い作業でもあると思います。



心の傷・トラウマと

そこからの影響・後遺症は

思った以上に沢山あると思いますから。



私はパニック発作が10年続いたサインのお陰で

2007年の9月からセラピー(心理療法)を受け始めました。

「心の傷ってどんなのがあるのか?」を知り

「じゃ~、私のあれもこれも傷だ」と気付き。

なるほどな~、と思いましたよ。

こりゃ、パニック発作も起こすわな~と納得しました(笑)

脳って賢いです・・・凄いです。

でもその脳の誤作動をコントロールしていけるようになる

セラピー(心理療法)って凄いな、と

いち経験者として思っています。

一度の即効性のあるケアでピタリと発作が起きなくなりましたから。

あの当時はまだ「自分になにが起こっているのか?」について

受け止められる余裕など無かったので狐にツママレタ感じのみで

スルーでしたが。

今、よく考えてみると凄いな~、と思います。



また書きます。

それでは




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2014/02/20

アダルト チルドレン(AC )・機能不全家族という考え方。

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こんばんは、平野です。
道東・オホーツクと凄い雪と地吹雪でしたね。
私は日曜日に結構、恐怖を感じました。

本州でもこの雪で沢山の方が被害に遭われ心が痛みます。
災害などに対して誰もが普段から適切に備えて
情報を収集し冷静に行動する、
そして人的な被害が少なくなるように。
という事をいつも祈ってやみません。

またインフルエンザも猛威を奮っていますね。
インフルかはまだわかりませんが我が家も子どもが発熱中です。
明日朝には熱が下がっていてくれるといいのですが。

さてトピックとして書いています、
『カウンセリングを受けてパニック障害から回復した私の経験』について。
なかなか終わりません(^o^ゞ
こちらでどこまで書くか?とか。
発症前にそう言えばあんな事もあった、こんな事もあった…と思い出し。
話が前後したり飛び飛びになったり(苦笑)

パニック障害・不安障害の方はとても多いと言われています。
時間を作って書き上げたいと思っています。
私が苦しかった頃に知識として知れる場がなかったためです。
知識として理解できればまずは怖さが少なくなるのではと思います。
これこれこうでこうなっている!というのが分かれば
あとは次にどうしていくといいのか?のステップに行けます。

それからこちらのブログのあちこちに
アダルトチルドレン(AC )・機能不全家族という言葉を使っています。
こちらの概念や考え方についても私がカウンセリングに繋がった初めの頃、
2007年かな?に読み漁った著書の紹介という形でトピックとして
扱っていきたいと考えています。

抱えられている~生きにくさ~がいったいどこから来ているのか?
という事を一緒に考えていきたいと思います。

初耳の方も多くいらっしゃるのでは、と思いますし自覚がおありの方々も
改めて再考という機会になるといいなと考えています。

私の回復のきっかけは今、思えばここがスタートだったように思います。
自分の生きにくさはここからの影響を受け続けている為と自覚出来た事です。

重要な概念、ひとつの考え方と言われています。


写真は大好きな阿寒湖です。
手前に私の指が入っているのをフィルターでごまかしてます(笑)

それでは





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2013/09/27

Hitorigoto的なことなど テーマ「婦人公論 10月号 が凄いです!!」

母と娘・・・大きなテーマですよね。
必要を感じていらしゃる方には特にお勧めの一冊です。

<特集>呪縛に苦しむ娘たちへの処方箋
       母からの自立、私を生き直す

小島 慶子さん・内田 春菊さん・雨宮 処凛さんが
経験されたとても貴重なことを自己開示されています。

「あの人も女だ」と思うと謎が解ける・・・との事。


◎あなたの「母の呪縛」度テェックリスト◎
       監修:信田さよ子先生

思わずやってみました(笑)
結果は「適切な距離を保てている」でした。
癒しと学びの賜物ですね。あ~、良かった。

このテーマ・・・無自覚で苦しんでいらっしゃる方は
沢山いると感じています。
過去の私もそのひとりでした。
恐るべしインナー・マザー^^;;

「この内容」の本が書店の心理コーナーなど・・・ではなく
普通にどこででも買える所が嬉しく感じた平野です。

まだ全て読んでいませんがピンと来た方にはお勧めです。
抱えられている症状の背景のヒントが隠れているかもしれないですね。

婦人公論 10月号 中央公論新社より 転用


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